月別アーカイブ: 2018年10月

2018年10月のスケジュール

plan-B主催 美術展

西村雄介 個展
Anonymous Moment
2018年10月11日 (木) – 10月14日 (日)
12:00 – 19:00

<会場>
plan-B

<連絡>
070-2808-9188 (当日のみ使用可能)
yusuke@yusukenishimura.com
www.yusukenishimura.com

公園、商店街、または通勤中に目にする、とても日常的な風景。ふと目に入った、日差しによる光と影の形を写真に収めることから制作を始めた。重要な瞬間でも、大切な場所で撮られた写真でもないが、太陽によって投影された光と影の形は、その瞬間に確かに存在した。この写真に記録された光と影の形をもとに、立体作品を製作した。

これまでに、時間に関する作品を写真を使って製作してきた。時間の経過を一枚の写真の中で表現することに興味があった。しかしながら、作品の中で表現された時間と、その作品を見ている自分がいる空間が切り離されていることに、いつも少なからず不満を感じていた。そのため今回は、より作品と鑑賞者が同じ時間の中で存在する作品を製作することを目指した。

作品は、普段はステージとして使われる空間に展示される。作品を舞台上で鑑賞することによって、鑑賞者の現在の知覚を促し、それが作品で表現された過去の時間と繋がって行くのではないかと思っている。

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Yusuke Nishimura Exhibition
Anonymous Moment
Thursday, Oct. 11- Sunday, Oct. 14, 2018
12:00 – 19:00

plan-B Address:
4-26-20-B1F Yayoicho, Nakano-ku, Tokyo 164-0013 Please note the entrance to plan-B is located on Nakano dori street.

Contact:
070-2808-9188 (available only during the exhibition)
yusuke@yusukenishimura.com
www.yusukenishimura.com

I began this project by taking pictures of daylight and shadow at banal scenes that caught my eyes in everyday situations, at a park, or shopping arcade on the way to work. They do not represent any significance, but the light and shadow existed at the moment. I created objects based on the forms of these shadow and light recorded in these photographs.

Previously, I have created works regarding time using photography. I was interested in visualizing progression of time within a single image. However, I have felt a sense of detachment between the time visualized in the works and myself as a viewer looking at the work. So in this project, I attempted to create works that exists in the same sense of time as the viewer.

Those works are exhibited at the stage of performance space. I hope it will raise an awareness of the present time for the viewer, and that it connects with the past time visualized in my works.

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2018年10月27日【土】

映画「山谷やられたらやりかえせ」上映会&講演
監督 佐藤満夫・山岡強一 ドキュメンタリー/16mm/カラー/1時間50分

上映 17:00~
映画『山谷 やられたら やりかえせ』監督:佐藤満夫・山岡強一
ドキュメンタリー/16㎜/カラー/1時間50分

講演 19:00~(60分前後)
天皇制ナショナリズムと
グローバル化する極右=排外主義〉と抗うために
小倉利丸(現代資本主義論)

この映画が作られてから30数年。資本と国家はどう変わっただろうか?
 使い捨て自由な〈労働力市場〉として形成されてきた釜ヶ崎や山谷などの《寄せ場》は、「支配権」をめぐる闘いから、生存を維持する闘いを経て、ジェントリフィケーション(都市「再開発」)攻撃の下で「なきもの」にされようとしている。もともと《寄せ場》は「なきもの」とされてきており、必要なのは〈労働力〉であって〈人間〉ではなかった。その存在が社会的に「認知」されたのは唯一《暴動》によってであった。それも治安問題と差別の対象としてで、そこで多くの労働者が「野たれ死に」していることは隠されてきた。なぜか? その存在そのものが資本主義の矛盾の集積場であるからだ。そしてそこでの《反乱》は資本主義批判そのものであったからに他ならない。
「そもそも今の社会の仕組みを批判すること自体が非現実的であり、現にあるシステムを受け入れざるを得ないのではないか」という、現にある社会への消極的肯定、あるいは未来を展望できない閉塞感を利用して、安倍政権は、2020年 をメルクマールとして「歴史の転換をはかる」と「維新」を気取っている。改憲策動、天皇交換からオリンピックへと、ナショナリズムを煽って「総動員体制」をはかり、再度の「国民統合」の強化を狙っている。その後に来るものは何か? 近年の欧米をみても「トランプ現象」、「移民排斥」勢力が勢いを増し、〈右からの現状打破〉が跋扈してきている。
 こうした状況をどう読み解くのか、そのイデオロギー的背景は何か――これらについて小倉利丸さんをお招きし、提起していただく中から、共に《カウンター》を模索していきたい。是非ご参加を! 《絶望のユートピア》を語り合いましょう!

交流会(22:30頃まで)

★料金
チラシ持参・予約 1000円/当日1200円
※講演のみはカンパ歓迎

<予約・問合せ>
「山谷」制作上映委員会
e-mail:komi-ko3@jc.ejnet.ne.jp(小見)
090-3530-6113(小見)
ウェブサイト http://www.sanyafilm.jpn.org/ 

船本洲治遺稿集刊行会 +(株)共和国 +「山谷」制作上映委員会 共同主催

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<出版のご案内>
新版 黙って野たれ死ぬな
(6月25日 刊)
船本洲治:四六判、376 頁、定価2800 円+税  
共和国 editorial republica  
☎ 042-420-9997 
http://www.ed-republica.com